2014年 01月 24日
ある朝の風景
『偶然性ほど確かな事は無い』


きほん朝はご飯とみそ汁なんです。
でも、うっかり寝過ごした朝は
お店の冷凍庫に眠るスライスした
カンパーニュが本当にうれしい。

作業の合間にコーヒーを淹れながら、
極弱火につけたガスコンロでそのまま焼く。
まあるい焦げ目が付いたら裏がえし、裏がえし、、
最後にキリのクリームチーズをポンとのせる。

この前スタッフに、トースターが有るんだから
それで焼けばいいじゃないですか!?
と呆れられるも、やっぱりこの方が好き。
まあるい焦げ目が好きなんだから仕方ない。

なんでもない日常にちょっとだけハミ出した楽しみ。
ある朝、偶然に出会ったこの可愛らしい焦げ目に、
確かなワクワクを感じている。

んな朝ごはんをお腹にしまい、
今日もうどんを作ります。。





# by wadachisou | 2014-01-24 18:16 | 日々の事
2013年 12月 18日
僕が森に入る理由
かつて里山は重要な資源採掘場でした。

家や家具を作る木材、堆肥を作る落葉、食事の煮炊きや風呂を沸かす薪、
冬は暖をとる為の炭、そして喉を潤し、田畑と潤す湧き水。
時にはきのこを採ったり、肉を狩る場所でもある。


こうして並べると日本人の暮らしにとって里山がどれだけ大事だったかがわかります。
しかし戦後、文明の発達とともにそのほとんどの役割を終え実質的に利用価値を
失った里山は今ではほとんど手つかずで放置されています。

しかし、人が森に入るのは実質的に何かを得る為の行為だけでは無かったように思います。
その行為の過程の中で人は沢山の事を考え、感じながら学び成長してきました。

森は現実的な癒しと恐れが混在する場所です。
現代文明に管理された便利な世界では感じる事の出来ない世界です。

そんな便利さの陰に抜け落ちた、アタリマエの現実を自分の心で感じ、考えること。
そんなことが今を生きる人間に足りないものなのかもしれません。


だから僕は森に入り、山道を復活させ、余分な木を切り、
わざわざ、思索にふけるためだけ森を作る事にしたのです。


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# by wadachisou | 2013-12-18 14:29 | 日々の事
2013年 01月 25日
Treeマーケットに出店します!
Treeマーケットに出店します!
今回で13回目を向かえるこのイベント、
オーガニックなお店が集まるTreeマーケット
に出店させて頂く事になりました。
わだち草のブースではお持ち帰り用の生うどんや
お米と一緒に、新企画の「くるみ最中」を
お披露目予定!是非ご来場下さいませ!

2月19日火曜日
10:00~16:00
安佐南区民文化センター

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# by wadachisou | 2013-01-25 16:55
2012年 12月 15日
選挙に行こー!!
何年か前の選挙の時に近所のおじさんが
わだち草にきて酒を飲みながらいいました。

「お前選挙に行ったか?わしは投票所に行ったが、
何にも書かずにくしゃくしゃに丸めて床に叩き付けて帰って来てやった!」
そういってぶつぶつ言いながら酒をあおってました。

政治に対して、世の中に対しての憤りを、
思いっきり床に叩き付けてきた、そのおじさんの気持ちはわからんでもない。
けど、おじさんの気持ちが少し晴れただけで、
その一票はまったく世の中の役には立ちませんでした。

僕らに出来る事はきちんと考えて、きちんと一票投じる事。
そのルールの中でしか残念ながら意味をなさないのですから。

好きな政治家、好きな政党がなくても、意味の有る一票はあります。
それより投票を棄権すると言う事は、組織をもった大きな政党、政治家に
一票入れるここと同じこと。
投票率が下がれば下がるほどそういった政党や政治家には有利になるのですから。
だから今回で言えば現時点で圧倒的に有利な自民党に入れるのと同じこと。
自民党支持なので投票にはいきません!というならそれもよしです。

もちろん何処に一票入れるかは個人の自由。
みんなが真剣に考えて、多数決で決まった事なら受け入れるけど
全国民のたった6割程度の意見で、大切な事が決まってしまうのは本当に残念です。

6割の半数以上で決まったとしてもそれは全体の4割。
投票しない人が4割いるとすれば、みんなが投票すれば当然何かを変える事は出来ます。
どうせ何にも変わらない。。なんて事はないのです。


とにかく僕は安心なエネルギーを使いたいです。
武力でいがみ合うような国にはしたくないです。
明日もおいしいご飯がたべたいです。
春夏秋冬に感動して旨い酒をあおりたいのです!


だから僕は自分に与えられた一票を出来る限り有効に使う為に選挙にいきます。



今夜くらいはしっかり日本の未来の事を話し合いましょ!
そして明日は自分の思いをのせた一票を投じましょう!

# by wadachisou | 2012-12-15 21:06 | 日々の事
2012年 11月 15日
広島産の割箸に変更しました!そして森に勉強に。
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わだち草のお箸は開店した2003年からずっと、
洗い箸を使用しています。環境にやさしい洗剤で
繰り返し洗いながら使う事で、少しでも環境に
不可を掛けない事を心がけてきました。

洗い箸は洗剤を使って洗い、水を汚すので
エコではない。と言う意見もありますが、
洗剤にこだわれば決してそんな事はないと思って
います。しかし国産の間伐材を利用した割箸と
どちらがいいのか、、という事はずいぶん前から
考えていたことです。

でも割箸の産地である奈良県の吉野から
わざわざ運んでくるっていうのも、
なんとなく気持ちが入らない感じだったので
二の足を踏んでいたのですが、
なんと最近、広島の間伐材で割箸を
作っている所があるというじゃないですか!
これはもう変更するしか無い!!
という事で早速連絡して割箸を取り寄せ、
いろいろとそれにまつわる現状の話を聞き、
即、採用を決定したという訳です。



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今回は日本の森が抱える問題、現状を勉強する為に
取引する事になった尾道の栗尾衛生社、栗尾さんに
県北の森を案内して頂き、話を聞かせてもらう事になりました。
栗尾さんは趣味が登山。自然を愛しアウトドアを楽しんでる方です。
そんな方がこの仕事を始められたのですから間違いありません。



現在日本の森の約41%が植林された人工林です。
この人工林は戦中戦後に燃料や家を建てる為に
大量に植えられました。
しかし現代では燃料は電気、ガスに変わり、
家に使う木材は安い外国産に取って代わられ、
間伐材の有効利用であった割り箸も価格の安い
中国産に変わりました。
そんな状況で日本の林業は成り立たず、
人工林は植えたまま放置されている状態、、
そしてそのせいで森が死にかけていると話に聞きます。。
日本の森の40%が死にかけてる。。うーん、、

植林の森は本来、植えて10年から15年で間伐をします。
木が育ち密集した状態になると、地面に日が当たらなくなり、
しっかりとした健康な木が育たなくなるのです。
間伐(間引)をすることで日当りを良くし、
木と木の間隔を広げてやることで、根のしっかりした、
真っすぐな良い木が育つのです。

人工林の杉林を遠くから見ても緑が深く問題があるようには
見えません、だから山を眺めている分にはピンとこないのですが、
森の中を歩いてみると本当に寂しい感じ、、
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密集した木々が全く間伐がされずに放置されていて、
たしかに森が死んでしまっているようです。。
日が当たらず地面はむき出しで薄暗く、
真っ当な木が育たないだけではなくて、
大雨が降れば土砂崩れも起きやすいなのだそうです。
枝打ちすらされていないので、
今更木材としても使い物にならない。。。





こちらは少しでも間伐されて光が差し込んでいるところ。
森に光が入る事で下層植物や木も育ち、明るく健康的な状態です。
根もしっかりするので土砂崩れの心配もありませんし、
いろいろな植物がCO2をたっぷりと吸収してくれます。
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間伐材を有効利用し、森に光を入れる事がとても大事なんですね。
割箸が洗い箸よりも環境の為に有効なのはこの辺りにあります。
木は育つ段階でしっかりとCO2を吸収してくれます。
だから育った木を利用して燃やしてもCO2はプラスマイナスゼロなのです。
これをカーボンニュートラルと言います。



人工林を抜けて、こちらは広葉樹の森。
美しい紅葉やその落葉でふかふかの林道を歩くと本当に気持ちがいい!
そして、この落葉のつもった森がゆたかな水を育んでくれるのです。
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日本は今の所まだ豊かな淡水に恵まれています。
世界的に見てもとても恵まれた環境です。
この恵まれた水の環境を作り出しているのが森です。
今、蛇口をひねって簡単に出る水は、森が有ってこその水なのです。
広島の水源である太田川の水もその上流も森にはぐくまれ生まれたものです。
森を守る事は自分たちの豊かな暮らしの為に欠かせない事です。
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いっそ利用されないなら広葉樹の森に戻せればとも思うのですが、
まずは今の森の木をなんとかしなくてはどうにもなりません。
水を守る為にも温暖化対策の為にも健全な森作りはとても重要なんですね。



今回の山歩き、すごく勉強になりました。
話には聞いていましたが、実際に見た「死んだ森」は衝撃でした。。
栗尾さんとの話も更にエキサイトして松枯れやナラ枯れ、森の免疫力
バイオマスエネルギーの可能性についてなどなど、
熱いお話を沢山聞く事が出来ました。


自分たちには成し遂げなくてはならない問題が沢山あります。
温暖化による環境問題や
脱原発以降の自然エネルギーの普及などなど。

でもこれは実は幸せな事でもあります。
自分たちにはやるべき事があるのです。
生きてる意味があるがあるって事です。
明確な目的があるってことはいい事です。

高度成長からバブル以降に見失ってしまった
明確な目的です。

僕らはこの課題を乗り越えられるように
アイディアを絞って、工夫をこらして、
日々を楽しみながら暮らしていけたらと思います。

まずは割箸を使いながら、そして使用済みの割箸で風呂を焚き
じっくりと暖まりながらいろいろと作戦を練ろうと思います。。


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*質問があったのでちょっと補足*

割り箸でも中国製の割り箸はぜんぜん駄目です。
日本の割り箸は多くが柱を取った後にでる背板を利用します。
これはそれ以外に使い道がなく処分される所ですので
無駄がなく効率的です。それに対して中国の割り箸は、
木をまるごと「桂剥」のようにして作られます。
割り箸の為に、お金の為に、無計画に森林を伐採している
と聞いています。

しかし割り箸の単価としては非常に安い。
中国の割り箸は一膳で1円を切るのに対し日本製は3〜4円します。
大手チェーン店などは年間一億膳の箸を使うそうです。
経費にして3億円変わるとなるとなかなか使ってもらえないそうです。
でもわだち草の一ヶ月の経費で言うと5千円くらい、
この程度ならなんとかなります。
んっ?年間にすると6万円かぁ、、、いやいやお金の問題じゃないのです!

国産の割り箸をもっとつかいましょー!

# by wadachisou | 2012-11-15 18:05 | お店の事