2011年 09月 27日
「群馬産 農林61号」から「岡山産 しらさぎ小麦」へ

今期の収穫分の小麦粉から群馬県産の「農林61号」を止めて
岡山県産の「しらさぎ小麦」に変える事にしました。

これはずっと以前から考えていた事では有ったのですが、
急ぎ背中を押したのは、原発事故に他有りません。
食材は「地産地消」まずは国産であれば問題ないけど、
近いにこした事は無い。出来る事なら自家栽培で
まかなえるのがいいんだけど、全てはとても無理。
ずっと岡山の小麦の事は考えていました。

「しらさぎ小麦」は「農林61号」と同じで昔ながらの品種。
うどんにもとても向いていると聞いていました。
もともと讃岐うどんもオーストラリアの粉になる前は
この「しらさぎ小麦」だったって聞いてるし。
試しに打ったうどんの味も、最近の品種にありがちな
変なモチモチ感、過剰は澱粉添加も無く、風味豊かで自然な食感。
力がやや弱いので腰を出すのにすこし苦労しますが、
これなら、これまでと同じ感じのわだち草の地粉うどんが出来そうです。

でも、でもですね、やはり長年つきあった「群馬の農林61号」
にわかれを告げるのは本当に残念。味の事はもちろんですが、
一生懸命作られてる生産者の方、扱いの難しい国産小麦を絶やさず、
守り続けてくださった製粉業者さんの事を思うと、
本当に本当に残念で悲しいのです。

放射能の検査は群馬県の報告によると多い小麦畑で60ベクレル
程度が検出されました。「検出せず」の結果の畑も沢山有ります。
しかし本当の所は分からない事だらけです。
政府の決めた基準では穀物類は500ベクレルまで大丈夫。
となっていますが、WHOの基準では10ベクレル。。
子供と大人でも当然違うでしょうし、
頻繁に食べるか、そうでないかでも違うと思うし。
でもその政府の基準を信じ「ただちに健康に問題は無い」
と言われても、やはりとても使う気にはなりません。
ただちにってなに?この先、何が起こっても知りませんが、、
なんて前提のついたものをお客様に出せる訳がありません。

第一、国の基準を信じれるなら、最初から
わだち草というお店は存在しないのです。
普通に売られている食品には、
国の認可を得た食品添加物が沢山使われています。
これも「健康に問題の無い」とされていますが、
こういった類のものを食べ続け、蓄積されて、
子供達がアトピーや原因不明のアレルギーに悩まされています。

その事をなんとかしたい。
世界的にも認められている、美味しくて身体に良い
日本の食文化を取り戻したい、守りたい。
そんな思いからわだち草は生まれているのです。

うちを選んでわざわざ遠くから足を運んで下さるお客様は、
美味しいだけじゃなく、「安心して子供達に食べさせる事が出来る」
そう言って下さいます。
それがわだち草にとって一番に大切にしている事です。

だから少しでも疑問が残るものお出しする事はできません。
子供達にそんなものは食べさせる事はできません。
だから、断腸の思いで群馬の小麦を止めるのです。

もう本当に原発は止めたい。
原子力は愚かな人間ごときが扱えるものではない。
こういった事で被害を受ける生産者や企業は
当然、東電が保証すべき問題だと思います。
それでも足りない分はみんなでお金を出し合って支えあう。
汚染されている可能性のある食品を子供達に食べさせてでも、
と言うのは違う気がします。
風評被害と言った問題ではなく、
十分に実害が起こりうる可能性のある問題だと思うのです。
どうぞ、ご理解下さい。

by wadachisou | 2011-09-27 18:16 | お店の事


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